日本型(終身)雇用というものが終了しつつある、という議論が浮上しています。
まだまだ賛否両論があって、議論は冷めていないようですね。
(中山 玲子「日本型雇用に大ナタ? 経団連の方針に連合が反論本型雇用に大ナタ? 経団連の方針に連合が反論」 日経ビジネス 、2020年1月22日)
自分の将来はどうなるのか不安になりますが、人生で一つの会社しか勤めないような、寂しい生き方はなんだかいやだなーと思ってます。
将来、自分の働き方についても知っておく必要があると思いました。
今回は、わかこくが推奨している「ノマドワーク」「ノマドワイフ」について調べてみました。
ノマドってなに?
ノマドは、もとギリシア語 Νομάδες(ノマデス)を語源とします。もともとは、アフリカからユーラシア大陸にかけて牧草を求めて移動を続けるジプシー(遊牧民)を意味していたようです。
日本でも有名になった、ノマドワークやノマドライフとは、ノートパソコン(多くの場合、Mac Book?)、スマフォやタブレットを駆使して収入を得るクリエイティブな人たちが、場所や時間に拘束されずに自由に働く、そんなワークスタイルやワークライフを意味するようになりました。
もともとパソコンを使って仕事をする人は、自宅でパソコンに向かって仕事をするので、在宅ワークやSOHO(スモールオフィス/ホームオフィス)呼ばれていたそうです。
ちなみに私の母も昔、データ入力の在宅ワークをしていたことがあるそうです。
音楽聞いたりニコニコ動画を見てしまって、ぜんぜん仕事にならなかったようです笑
その後、パソコンがだんだんと小さくなってインターネット環境が整備されてくると、モバイルワークやテレワークという言葉が誕生しました。
調べてみると、私たちわかこくもかつて、テレワーク推進賞とかテレワーク先駆者百選に選出されていますね。
テレワークは、日本で公式に求められた表現ということでしょうか。
2010年代に入って、特にWIFIが広がってから、カフェやレストランでもノートパソコン一台で仕事ができるようになったため、移動するテレワーカーがモバイルワーカーとなり、その移動がライフスタイルにまで達すると、ノマドワーカーになったようです。
そんな経緯から、住んでいる場所や働く場所に縛られずに移動しながら生計を維持するオルタナティブな働き方、生き方をノマドワークやノマドライフが意味するようになりました。
最近、学校の情報IIで学んだテクニックを駆使して、2004年頃から現在(2020年)までの、「ノマド」検索傾向をGoogle Trendを使って調べてみました。
ど真ん中の山は、2012年、日本のノマド元年といわれています。
2012年、この年は本田直之さんの『ノマドライフ』が出版され、安藤美冬さんが「情熱大陸」に出演するなど、一気にノマドという言葉が拡大したようです。
AppleのMac Book Air やスタバなどおしゃれな働き方が、ポジティブなイメージとともに拡大しました。
でも次のように、英語で nomad と検索するとおもしろ結果が出ました。
海外では、2012年にブームしたわけではなく、2004年以前にnomadがむしろブームになっていたようです。
この理由について周囲に相談して、いろいろ私なりに考えてみました。
【日本でノマドが流行してる(した)理由】
①本来のノマドの意味は、2004年以前から立派な学者を中心に欧米で議論されていた。
②そのノマド(遊牧民)の意味が日本で特別な意味をもったのは、おそらくそうじゃない働き方=日本型雇用がスタンダート過ぎて、日本人にとってはとても斬新に思われた=海外ではフリーランスとか当たり前だった?
③「働く」といえば企業に雇われて「サラリーマン」になること、とすぐに結びつける日本人にとって、ノマドワークは「フリーランス」「自営業」の温故知新のような意味をもっていた!?
これは仮説段階です。
たしかに日本は海外と比較して急激に自営業の人の数が低下しているようです。
自営業の人や雇われて働くことが合わない人たちが、ノマドワークという言葉で自分たちのアイデンティティをちょっと重ねられたんじゃないかなと思います。
私の友達の親がうどん屋さんをやっています。そのせいか、自営業と聞くとなぜかいつもうどん屋さんを思い出してしまいます。
うどん屋さんも屋台で移動式で販売したら、ノマドワークになるのでしょうか? どなたか教えてください。
コワーキングスペースという言葉は、ノマドブームと同時に話題になったと聞いています。
コワーキングスペースとは
コワーキングスペースとは、ノマドワーカーの人たちが一緒にテーブルを囲ってWifiをつなげて仕事をするスペースです。
私は高校生ですが、D&Pさんの活動から中高生向けのコワーキングスペースという言葉を知りました。
友達と一度だけ、近所のコワーキングスペースで勉強したことがあります。
まぁ学生にとっては「大人が仕事をしている空間」ということで、最初は「自分も大人の仲間入りできた」というほとんど一方的な勘違いをしていました。
でも友達と話していたら声が大きかったのか、ちょっと注意された黒歴史があります・・・
学生の間はマナーがよくわからないので、マックやスタバで宿題をした方がいいと思います。
ところでノマドワーカーという言葉があるなら、N高生など通信制の学生もノマドステューデントになっていい気がしました。
いつかコワーキングスペースのレビュー記事を書いてみたい
まとめ
ノマドワークという言葉は、わかこくに入ってから知りました。
勉強して自分のためになったような気がします。
これからは就職活動をするだけではなくて、自分で自営業のように働く方法も考えていかなければならないと思います。
また意外と周囲の人はこの言葉を知っていたので、次回もこれについて記事を書いていきたいなぁと思ってます。