通信制高校へ行こう!① 授業・ゼミ編

通信制高校

目次

皆さん、こんにちは。神奈川県在住のメグです。

私は高校二年生の夏、全日制私立高校を中退して、通信制私立高校へ転入しました。

その経験を踏まえて、学力に自信がない方、現在在学中の高校を辞めようか悩んでいる方、不登校で全日制高校に進学できない方等の参考になればいいなと思い、この記事を書くことにしました。

そもそも通信制高校とは

通信制高校とは、定時制高校や全日制高校等とは違い、毎日学校に登校しなくてもレポートを提出することで単位を認定してもらえます。

その単位を積み重ねていき、卒業する仕組みです。

ただ、学校によっては毎日登校する形もあります。

基本的に自習や先生に勉強を教えてもらうなどの理由で、自分の意志で登校したなら、登校してもOKのところがほとんどだと思います。

通信制高校を卒業するには、三つの条件があります。
(私の個人調べなので、正確な情報は必ずご自身が検討している学校で確認してくださいね。)

一、要件である卒業単位数七十四単位以上を取ること。

単位認定には、「レポートの提出」「スクーリング」「単位認定試験」が必要です。

レポートとは、学校に提出する課題のことを指します。スクーリングとは、学校に登校して授業を受けることです。そして、単位認定試験に合格すると単位修得となります。試験の出題範囲は、日々の教科書や授業範囲、レポートが中心です。

二、在籍は三年以上。

通信制高校は、最短三年で卒業できます。成績不良、出席不良、単位不良の場合等には、別の定時制高校や通信制高校、退学や留年にもなり兼ねませんので注意が必要です。

 三、特別活動三十単位を取ること。

特別活動とは、HRや体育祭、修学旅行や文化祭といった学校行事を指します。

基本的にこういった行事関係にも参加する必要があります。三年間で、三十単位以上です。

スクーリングが年に一度のみの学校は、その期間中に学校行事や体験学習を行い、特別活動の単位を取得することになります。

個人的には、 さまざまな理由で通信制高校を選択した生徒が集まっています。

毎朝起きて、通学する形がそもそも何らかの理由でしたくない生徒。

コミュニケーションや友達作りが苦手な学生。

あるいは自分のやりたいことや打ち込むものをもっていて、通信制での進学が適切なパターンもあります。

生徒の年齢も国籍もマチマチです。

通信制の生徒は、学校ではゆるやかな繋がりを保っていて、日中はアルバイトをしていたりする人も多いです。

自分から主体的に時間管理をしたり、自分に必要な勉強を自覚していく
ことが通信制の生徒には求められていると思います。

通信制高校の授業内容について

私の経験の範囲での所感ですが、通信制高校の授業は、基礎中の基礎から行います。

英語や数学は習熟度別なため、自分のレベルに合った授業をしてもらえます

分からないところがあっても、先生や友達が教えてくれるので、心配は不要です。

小中学校の授業内容が抜けている人でも、大丈夫です。

現在はTwitterなどをしている生徒が多いので、課題でわからないところや悩みがあったら、Twitterでツイートすることがほとんどです。

ただ、今まで学校に通っていた人、普通科などから来た人には、物足りない授業になるかもしれません。

私も実際に転入した日、数Aの授業を受けたのですが、こんな簡単なことをやっているのか……

この人たちは一体今まで何をしていたのか、と正直、驚いてしまいました。

そのときに、意識の低さや通信制の学校独特の空気感というものがあると思います。

もちろん、同じ通信制でも学校によって雰囲気やそこで集まっている生徒のモチベーション、レベルもさまざまだと思います。

やはり、一度、授業見学などをさせてもらえると一番ですね。。。

通信制高校では何を学ぶのか

 通信制高校の授業内容について、ご紹介します。(これもあくまで私の体験をもとにまとめていますので、皆さんの希望進学や学校に直接、確認してくださいね)

  •  国語系→現代文、国語応用、古典、小論文
  •     数学系→数A、数I、数I I、数I I・B
  •  理科系→化学、生物、地学、物理
  •  社会系→世界史、日本史
  •  英語系→オーラルコミュニケーション、英語、英語応用、英語実習(英検対策)、
  • コミュニケーション英語
  •  その他→家庭科、検定対策、進路活動、ゼミ、ビジネス実務、ビジネス情報、ビジネスマナー保健体育、HRなど

 以上のように、大学入試・センター試験などに必要な科目は一通り勉強することができます。

 もし大学への進学を考えている場合は、まず自分のペースで受験勉強を独学したり、場合によっては予備校などに通学しながら、通信制の学校を補助的に使うことになるかもしれません。

 とはいえ、「だったら何のために通信制学校に授業料払って在籍するの?」ということになってしまいます。

 もし通信制学校での授業のレベルが余りに低い、と感じる場合は、正直に担任の先生などに補講をお願いしたり、受験対策を個別に行ってもらえないか、など相談していく必要があると思います。

やっぱり通信制では、学校ではなくて自分自身で必要な学びを組み立てていく、主体性が求められると思います。それができるなら、むしろ通学生より通信制の方が環境的には良いと思います。

ゼミについて

 ゼミとは、自分の好きな分野を一つ選択して学べる授業。

他の高校では、自由研究とも言ったりします。

下記のようなゼミがありますよ。

 ・音楽ゼミ(演奏等音楽に関するゼミ)

 ・国際ゼミ(英語や国際関係について学ぶゼミ)

 ・社会科ゼミ(社会の仕組みについて学ぶゼミ)

 ・数学特訓ゼミ(数学を極めるゼミ)

 ・スポーツゼミ(色々なスポーツをして体を動かすゼミ)

 ・創作ゼミ(創作活動をして各々作品を作るゼミ)

 ・百人一首ゼミ(古典や百人一首をするゼミ)

 ・タグフラッグゼミ(タグフラッグを行うゼミ)

 ・調理ゼミ(調理を行うゼミ)

 ・トラベルゼミ(旅行に関することを学ぶゼミ)

 ・ビジネスゼミ(企業見学やプレゼンを行うゼミ)

 ・福祉ゼミ(福祉やボランティア活動を行うゼミ)

 ・保育ゼミ(保育園に行ったり保育を学んだりするゼミ)

 ・マルチ・メディアゼミ(PCやプレゼンを行うゼミ)

 ・ロボットゼミ(ロボットを作るゼミ)

 ・和のものゼミ(陶芸や書道を行うゼミ)

 などなど。

 大体週に一回、一〜三時間、活動を行うようです。先生の得意分野を生徒たちが選択して学ぶようなイメージです。

ここは自分が好きなことや関心のあるところを、積極的に選択していきたいところですね。

☆まとめ

 如何でしたか? 

 通信制高校は、定時制高校や全日制高校とは違った仕組みの高校になります。

学習方法や通学スタイル等を自分の時間や体調に合わせて変えることができるのは、通信制高校ならではだと思います。

まだまだお伝えしたい通信制高校の部活や魅力等がありますので次回以降の記事でお伝えしていけたらいいなと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

以上、メグでした。

メグ

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