ラオスに行く前に知っておきたいこと5選

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今はラオスのビエンチェンにて、わかこくの支部となる研修施設を創設すべく、奮闘しています。

2020年3月13日現在、日本はコロナウイルスの影響で外出自粛ムードが漂っていますね。

やはりコロナが収束するまで、どのように事態が展開するか見えないため、海外への渡航は自粛すべきだと思います。

「海外に渡航、なんてとてもじゃないけどNG!」な状態だと思いますが、youtubeを見ているとタイに入国した様子を伝える、比較的最近の動画がいくつか見つかりました。

空港は成田も関空も人が少ないようですね。

入国制限や行動規制(多くの場合、14日間の自宅での観察等)をしている国の、細かな情報について、下記をご覧ください。

外務省(日本)「新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)」

ラオス政府から独立したメディアがほとんど無い

2020年3月13日の時点では、ラオスでのコロナ・ウイルス感染者は0名です。

そう、0名です。

これをどう受け止めたらいいのか;検査をまったくしていない、もしくはできていない、あるいは陽性が出ていても情報が統制されている、という可能性もあります。

と、いうのも、ラオスでは表現の自由や報道の自由は大幅に制限されており、政府へのデモンストレーションなどは禁止されているなど、民主的な情報の発信・情報獲得源は限定されています。

2019年に、政府の洪水対策をFACEBOOKで批判した女性が司法手続きから逸脱したかたちで、逮捕・拘禁される事件が発生しています。(>>メコン・ウォッチ

地元の人によれば、「この女性は、ラオス政府を崩壊させたい一部のグループからお金をもらっていた」といった噂があるようですが、まったく真偽のところは不明です。

ラオスに限らないことですが、政治的な自由は著しく制限されていますので、外国人の方は政治に関わらない方が良いと思います。

現地では政治的なキャンペーンや発言は、控えた方がいいでしょう。

無免許でのレンタルバイクは避けて、自転車で移動しよう!

ラオスの国土の面積は、236,800 km²で日本の本州と同じくらいの面積です。

しかし人口は630万人で、千葉県くらいの人口しかいませんので、カンボジアのプノンペンやバンコクなどと比較すると交通量は少なく、広々とした雰囲気のおだやかな首都です。

高層ビルもないんです。。。

ラオス・ビエンチェン

そんなラオス・ビエンチェンでの外国人の移動手段は、トゥクトゥク(バイクに4人ほどが座れる小さな乗車台がついたタクシー)か、普通のタクシーになります。。

だいたいビエンチェン市内を移動するたびに、トゥクトゥクでも50000kipps(10000kipsでだいたい日本円130円程度なので、650円程度)が取られてしまいます。往復は1000円以上になるので、できるだけバイクや自転車で移動したくなるんですね。

もっとも、外国人でも無免許のまま、レンタルバイクを借りて運転することはできます。

しかし、もちろん国際免許書やラオス政府から適正に支給された証明書がないままバイクを運転することは違法ですので、やめましょう。(免許証については、こちらの外部(日本大使館)サイトで確認ください)

ただ、地元のラオス人も免許証の期限が切れたり、持ってない状態でバイクを運転することも実際はけっこうあるようです。

何か不備があると、街中のあちこちにいる警察に捕まって違法な賄賂(50,000kips~300,000kips)を請求されることがあります。

というか、外国人はほとんど確実に何か理由をつけて止められてしまいます。

>>こちらのブログでも紹介されていますね(外部サイト:ビエンチェン旅行記

バイクの運転には、交通事故のリスクもありますので、どうしても車両での移動が必要な場合は、自転車をレンタルするのが一番、安全です。

ただ、4月~7月にかけて、ビエンチェンは40度を超える気温となるため、自転車の移動も暑くてバテバテになるかもしれません。逆に、12月~2月くらいまでは、長そででも涼しいくらいの気温にもなるので、時期に応じて移動手段のコストを見積もっておく必要がありそうです。

英語はほとんど通じない

観光地では、地元の人、特に若い人は簡単な英語を話せる場合がありますが、ほとんどの場合は英語が通じない、と考えた方がいいです。

その場合は、Google翻訳などを使って、日本語からラオ語に変換した文章を読んでもらう、という形で現地の人とコミュニケーションを取ります。

ラオ語はまだ音声での読み上げに対応してくれておらず、また翻訳精度もまだまだ貧弱ですので、すごく面倒です。

2019年後半くらいから、日本語からラオ語への翻訳品質は相当、改善されました。

それまでは、長く英語からラオ語に変換しないと、ほとんど現地人とコミュニケーションが取れない状況でした。

音声入力機能は、ラオ語も対応していますが精度が悪いです。

ラオスには少数民族が多く、40以上の民族が存在しまた日常で使用している言語も必ずしもラオ語ではありません。

当然、出身地のなまりや特徴のある発音をする場合が多いため、音声入力ではなかなかgoogle翻訳が読み取ってくれないのです。

現地の人とコミュニケーションを取る機会が多い場合は、けっきょく、ラオ語のキーボードをダウンロードしておく必要があります。

「ピムピム」というと、「キーボードで打ち込んで!」と意味が伝わるようです。

(たとえば、コチラ:GOOGLE PLAY)

治安はとってもいい!けど、犬こわい

ラオスの治安は、2019年から数か月、実際に滞在している限りですがかなり良い方だと感じています。

しかし、発展途上国にあるあるかもしれませんが、夜の犬がとにかく怖いのです。

彼(女)は、夜暗くなると昼間の大人しい系陰キャから、狂暴なギャングとなって群れをなして吠えてきます。

もちろん、その場合に走って逃げると余計に追いかけてくるので、平然と通り過ぎるのが正解ですが、

何か手に持っていたりすると、かなりしつこく追いかけられたりします。

この犬に対する対処法ですが、基本的に22時以降は外を歩いて出歩かない、という対策がいちばん、いいかと思います。

夜は飲酒運転でスピードを上げるドライバーも多く、危険です。

またラオスでは内戦時代の戒厳令が正式には解除されていないため、実は22:00時以降の外出は原則禁止されている、と言われています。

他の東南アジアの都市と比べて、すごく行儀よくお店が閉まっていくのもそのような理由からといわれています。

事前の現地通貨(キップス)への両替はほとんど不要

ビエンチェンのワッタイ空港からは、深夜遅くても7$(市内)~12$(フォンパパオくらいまでの郊外)の範囲で良心的にも公的なタクシーが運営されています。

そのため、日本を出る前に20$くらいのアメリカドルをもっておいた方がいいと思いますが、他の通貨でも対応してもらえます(かつて、ベトナムドンでも受け付けをしてもらったことがあります)

深夜便になった場合に、おなかがすいてコンビニで何かを食べたい場合には、やはり現地通貨があると便利ですが、基本的にクレジットカードを持っていれば、JDB、BCELなどの銀行ATM(街中にあります)で安心して現金を引き出せます。

JDBは一回の引き出しで2,000,000=2万6千円程度、BCELは1,500,000円まで引き出せます。 

BCELはラオス最大の銀行ですが、個人的にはJDBがお勧めです。

ATMはBig C(ビッグシー)という、もっとも普及しているコンビニにもあったりするので、基本的に現地通貨は、現地についてから十分対応することが可能です。

現地で必要なお金ですが、ローカルな食事を楽しむと、実は一食、100円で、一日300円で生活することも可能です(主食となるもち米と、焼き鳥肉など)。

しかし観光などでくる方は、だいたいビールも入れて、500円くらい(50,000Kips)くらいはかかると思っておいた方が無難でしょう。

さきほどの移動費と合わせて、予算を考えておいてください。

まとめ

さて、2020年のいまはコロナの問題がどのように展開するか先行きが見えないので、ラオス渡航は控えた方がいいでしょう。

今回の記事では近い将来、ラオスへの渡航を考えている方向けに、知っておきたいことを5つほど、紹介させていただきました。

これ以外にも、いろいろと留意事項はあるのですが(コンセントのことや喜ばれるおみやげなど)、これはまたおいおい書いていきたいと思います。

わかこく事務局

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