多文化共生を目指して…😃オンライン日本語教育活動のご紹介🤓

ベトナム人

目次

この記事で紹介している取り組みは、三菱財団×中央共募~新型コロナウイルス感染下において困窮する人々を支援する~「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成」より、理解ある助成をいただいて実施しています(助成期間:2021年9月まで…以降は自主運営を予定しています)。

 

はじめに

こんにちは。皆さん、はじめまして。わかこくの日本語教育イベントのマネージャーをしております、さとみんです。

日本語教育イベント?何それという感じですよね。実はこのわかこくでは今年から日本語を学びたい!!という思いを持った外国人の方々と応募してきてくださった日本人ボランティアが一緒になって日本語を和気あいあいと学ぼう!!という目標のもと、日本語教室を開講しているのです🤩

現段階では3つの授業を行っています。すべてZoomで行っているので、どこにお住まいでも参加できます!!

  1. N2授業:日本語検定2級の合格を目指し、みんなで話し合いながら過去問を解く教室
  2. ひらがな教室:日本語はすごく初心者… でも日本語に興味がある!といった外国人の方々と一緒にひらがなの読み方・書き方を学ぶ教室
  3. N5の授業:日本語検定5級レベルの授業。まるごとというサイトを使って会話をしながら単語や会話表現、文法を学ぶ教室

 

では、それぞれの教室について説明していきます☆彡

 

1.N2授業

 

N2授業はN2(日本語検定2級)合格を目指す外国人の方が参加する授業です。

現在では、ラオスやロシア、バングラデッシュ出身の外国人など、とっても多様な国籍の方が参加しています。

3つの日本語教室の中で最も多様性のある教室です。

N2の過去問を使い、外国人受講者に問題の答えを聞き、日本人ボランティアがその問題を説明するという形式で授業を行っています。

読解問題など日常的に日本語を使っている日本人ボランティアでさえも悩むような難解な問題がたくさんあるので、日本人ボランティア同士でも話会ったりしてとても和気あいあいとしています。😆

幼いころからずっと母国語として日本語を話してきた私は日本語をテストする問題というものを今まで見たことが有りませんでした。

この教室を始めるにあたって日本語検定の過去問を見てみたのですが、こんな風な問題なのだと驚きました。

しかも日本語検定2級というと実用英語技能検定での2級に相当するので、かなり難しい問題が出題されるのです。

例えば、「決勝戦はえんきされることになった。」の「えんき」の漢字はどれかという問題で

延期と延機が選択肢にあるとします。日本語に慣れ親しんだ人からすると「延期」だとすぐに回答ができますが、日本語を勉強中の外国人に説明を頼まれるとなかなか答えるのが難しいのではないでしょうか。

また、読解の問題もあるのですが、これが特に難しく、私もすぐに答えることができませんでした。中学か高校の国語の問題として日本の学校で出題されそうなレベルです。 説明するのが難しい授業ですが、他の日本人ボランティアとも話し合いながら、説明に納得してもらえた時は嬉しさと達成感を感じます。

 

2.ひらがな教室

ひらがな教室では日本語を勉強し始めたばかりで日本語での会話はできないけれど日本語に興味がある!という外国人の方々が参加します。

今は中国人の参加者が中心ですがバングラデッシュの方も参加しています。

中国人の参加者はうち1人が小学生で、もう1人は高校生です。フィリピンの方も近々参加する予定です。

今は人数が少ないので中国語と英語を両方用いながら授業を進めていますが、受講生の人数が多くなってきた場合は中国語と英語でブレイクアウトルームを分けて言語別で授業を進めようと考えています。💭

ひらがなを見せて受講者の方々に実際にその字を書いてもらいます。

私はこの授業に参加するとひらがなを教わった小学生時代を思い出します。あの頃の新しい文字を学ぶたびに感じていた世界が広がっていくような楽しさを受講生の方も感じていたらいいなと思うのです。その頃の私は上手に書けなかったものですが、このひらがな教室に参加している方々は吸収が速く、とても上手にひらがなを書きます。その字の上手さに私はいつもびっくりします。😮

 

3. N5の授業

ベトナム人の技能実習生が多く参加する授業です。

まるごと」というサイトを使って授業を行っています。

文法や会話表現をこのサイトを使って学び、それぞれのトピックに関連したインタビューを少人数のグループに分かれて行います。日本語での会話になれつつある外国人の方々が参加するため、できるだけ簡単な日本語(やさしい日本語)を使っています。

日本人ボランティア1~2人とベトナム人1~2人のグループに分かれて授業内で2回インタビューをします。

日本語教室の中で一番外国人の方と話す機会が多い授業です。 やさしい日本語を心がけてお話するといろいろなお話が聞けてとても楽しい授業です。

また、日本語教室のなかで一番長く続いている大人気教室でもあります。

ほとんどの受講生が日本に住み技能実習生として働いているので、日本に住む外国人がどういった過ごし方をしているのか知ることができます。

また大阪市内に住んでいる技能実習生が多いことから、10月にも開催されたオフ会イベントで実際に会って交流ができるというのも大きなポイントです!

私、さとみんもこの10月に行われたBBQイベントに参加しました。

大阪の某公園でソーシャルディスタンスに気を付けながら6人のN5授業の受講生と楽しく交流することができました。オンラインでしかあったことのなかった受講生と実際に合うことができたのはとても嬉しいことでした。

まとめ

いかがでしょうか?参加してみたい日本語教室はありましたか?

私たちはこれらの授業に参加してくださる日本人ボランティアを大募集しています🥰

日本語教育、未経験でもだいじょうぶ!

今、参加してくださっているボランティアの方はほとんど日本語を教えた経験がありませんでした。

私自身も日本語を教えたことは全くありませんでした。

ただ、ずっと家にいる時間を何か役立つことに使いたい思い、このボランティアを始めました。

はじめは緊張して、何をすればいいのかよくわからなかったのですが、回数を重ねるごとに慣れてきて、充実した時間を過ごせるようになりました。

ふとした会話から相手の外国人の方の考えや生活の違いなどが分かって、家にいながらでも国際交流ができるのだと感動しました。

今では授業に参加するだけでなく授業を作り、自分で授業を進めるという役割もこなせるようになりました。

他のボランティアの方も未経験から授業の運営までできるようになりました。

そんな皆さんのおかげでどの教室もとても素晴らしいものとなっています。

高校生から社会人まで、実に多様な人々が活躍しています。パソコンやスマートフォンから気軽にご参加いただけます。このコロナ禍で留学ができなくなってしまった…英語は苦手だけど国際交流がしてみたい…家にいる時間を有効活用したいといった方にぜひ参加していただきたいです。

ちょっとでも興味のある方は以下のサイトからぜひ応募してください。

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アクティボ(Activo):特設募集サイト

https://activo.jp/articles/79456

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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