ラオスのモン族について

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 ライター :PAO/カムラ

いままで、主にラオ族が信仰している原始・上座部仏教の紹介をしてきました。しかし、ラオスには50近くの少数民族が共生している国です。

今回はそのなかの、モン族を紹介したいと思います。

 

モン族について

「ມົ້ງ(モン)」の本来の意味は「人間」と言う意味です。

今、ラオスに存在するモン族には、大きく2つがあります。ひとつは、ມົ້ງຂາວ (モンカオ)とມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)です。

しかし、今は、ມົ້ງຂາວ (モンカオ)がມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)より多いです。(人口の数はわかりません)。

この二つのモン族の相違は、主に「服装」と「言語」です。

「言語」にはそれほど大きな相違がありません。

ただ訛(なま)りが異なる、といいます。

ມົ້ງຂາວ (モンカオはມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)ほど訛りが弱くないと言われています。

あるモン族の人の話によると、今ມົ້ງຂາວ (モンカオ)になるມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)は増えている、とのことです。

民族が途中で変われるの? と不思議に思う方もいるかもしれません。

具体的に説明しますと、ມົ້ງຂາວ (モンカオ)の言葉で話すມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)が増えている、とのことです。もしかしたら、いつかມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)が亡くなるかもしれない、という声もあります。

また、服装の相違についてですが、ມົ້ງຂາວ (モンカオ)は白、ມົ້ງຂຽວ(モンキョウ)は緑や赤を基調とした衣装を着ています。

 

次に、モン族の全般についてご紹介したいと思います。

村・住まいについて

一般に、モン族は高いところで 家を建てることを好みます。

例えば、山と坂のようなところです。モン族の価値観や精神文化と関わりをもっている可能性があると思います。

 

 

職業については

主な仕事は、山で焼畑・畜産をしています。例えば、パイナップルのような果物です。

 

宗教について

モン族は主に、ຜີ (ピー)という精霊の存在を信じています。

ຜີ (ピー)は先祖の霊であり、これを信じて尊敬しているのです。

次に、ຜີ (ピー)の全般についてご紹介したいと思います。

例えば、この精霊信仰では、病気になったとき、その理由は「先祖が怒っているから」と考えます。

先祖の名誉を傷つけたり、迷惑をかけたる振る舞い・行為を行った場合に、先祖が怒っていると考えます。

そして、ピーが怒った際には病気を治すために、動物を殺して先祖に奉納する習慣があります。

しかし、若いモン族の中には、このようなアミニズム(精霊信仰)の習慣を信じていない方が増えてきています。

今の多くのモン族は病気になる時、動物を殺して全祖に奉納するかわりに病院に行くわけです。

モン族のすべき/すべきではないことについて

モン族は、家の柱と壁に寄りかかってはいけません。また、先祖を尊敬する神聖な場で、寝てはいけません。

そして、目上の人(お年寄りや多くの人が尊敬する人など)に会う時は、自己を謙遜する態度を取らなければなりません。

または、目上の人と話す時は丁寧な言葉を使います。

モン族の苗字について

モン族には、18の苗字があると言われいます。1.ທໍ້(トアー)2.ຢ່າ(ヤー)3.ກື(クー)4.ຄ້່າງ(カーン)5.ຈ້າງ(チャーン)6.ຊົງ(ソーン)7.ເຮີ(ハォー)8.ວ່າ(ワー)9.ລີ(リー)10ຫາ(ハー)11.ເຊັ່ງ(セーン)12.ຈື(チュー)13.ເລົ່າ(ラォン)14.ມົວ(ムォ)15.ວື່(ヴウー)16.ພ້່າ(パー)17.ກໍ(コー)18.ຟ້າ(パアー)です。同じの苗字の人ととは、結婚してはいけません。例えば、AさんとBさんは「ຢ່າ(ヤー)」という苗字に属すると、この二人は結婚してはいけません。(昔から今までこれらのルールを破る人はいない、と言われています)。

とても興味深い文化ですが、詳しいインタビューや調査を続けたいと思います。

文化について

毎年の12月~1月までぐらいກີນຈ່ຽງ(キーンチーン)という大きい祭りがあります。

この祭りでは、色んなイベントが行われます。

例えば、各家庭は豚のような動物を殺して、先祖に奉納しています。なお、いわゆる、ກີນຈ່ຽງ(キーンチーン)モン族家族の全員が集まるべきイベントと言われています。

ກີນຈ່ຽງ(キーンチーン)の一番大きいイベントは、ໂຢ້ນຂອນ(ヨーンコーン)というイベントです。

このイベントには男性と女性がお互いにボールを投げます。(男性と女性が付き合うために/親しくなるためにボールを投げるイベントが行われています)そう簡単には、このイベントは男性と女性が自分の好きな人を選べる恋活イベントですね。

 

結婚の習慣について

モン族は、結婚したあと、女性は男性の家に引越ししなければなりません。この理由からモン族の親は息子を大事にしています。女性は、男性の親を世話しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モン族の男性/女性の平等について

一般的に、男性は女性より立場が高いです。そして、男性を尊重にしています。例えば、学校に行ける人は男性の方が女性より可能性が高いです。

モン族の貧困について

経済学を勉強している知り合いモン族の話によると、まだまだ貧しい家庭が多いのが実情です。

主に焼き畑など、歴史的に決まった仕事を、ずっと継続している状況とのことです。

また、モン族の習慣のなかには、子供の年齢で結婚する早期結婚の文化があります。

これらが、貧困の要因になっているとも言われています。

モン族のなかには、女性は学校や大学に行く必要がない、という価値観もまだあり、卒業しても意味がないという価値観があると考えている人も少なくないようです。早期結婚の文化とも、関係しているかもしれませんね。

 

私自身も初めて知ることが多くありました。

これからも、私自身勉強をしていきたいと思っています。

カムラ

 

 

 

 

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