現在の支援総額(2021年Winter)
449,800円
目標金額600,000円
支援者
32人
募集終了までの期間
2021年12月31日23:59をもって、クラウドファンディングは終了しました😃
多文化共生国家-ラオス
少しだけ立ち止まって聞いて下さい。
ラオスという国に今、起こっていること…
参考資料
・ UNICEF, Centre for Development Policy Research Ministry of Planning and Investment (MPI) Vientiane, Lao PDR, 2021
・Laos Unemployment Rate, Trading Economics, 2020
参考資料
・ UN Lao PDR Socio-Econom ic Response Framework to COVID-19, the UN Country Team in Lao PDR, 2020
とりわけ少数民族の若者の多くは、「学校に行きたい」と思っても家族を養うために小学校や中学校を退学して働かなければなりません。しかし、就職が困難であるため違法な労働条件を付されたり、過酷な肉体労働・児童労働であったります。一度、人身売買や薬物売買などの違法な労働に関わると、さらに危険な人間関係に巻き込まれる危険性があります。また、そのような仕事に一度でも従事した若者は、「悪いことをしている」という罪の意識から、人の眼が怖くなったり、自分自身を否定するような心理を植えつけられてしまいます。そうすると、その後の生涯に渡ってずっと、自信を喪失したまま犯罪と貧困の悪循環に陥いってしまう可能性が高まっていきます。
フランスのNGO、Sengsavangによれば、メコン地域の国々の間で毎年45万人ほどの人身売買被害が発生していますが、その90%以上の被害者がラオス人の若者と言われています。また近年では、中国による鉄道建設や国土開発の現場で人身売買が発生し、たとえばボーケオ県に中国資本で建設されたカジノでは多くの女子児童が性的被害に合っているほか、強制結婚で連行される被害がニュースでも深刻に取り上げられています。コロナがもたらした貧困が、優しいラオスの若者たちを深く傷つけ、その心身を破壊し始めています。
参考資料
・Impact of Covid-19, Household financial Security, UNFPA, UNICEF, 2021
・フランスのNGO、Sengsavang、ホームページ(https://sengsavang.org/en/human-trafficking-in-laos/)
・”COVID-19 Drives New Surge in Trafficking of Women From Laos to China”, Radio Free Asia, 2021.07.03
・”2021 Trafficking in Persons Report: Laos”、U.S. department of state
FaYプロジェクトの誕生
私たちWisaは、日本国内の不登校-ひきこもりの若者がウェブサイトや動画制作によって自分たちの雇用を創造する「情報化まちづくり」を2009年以来、12年間実施してきました。そこで上がった収益を活用して、ラオス現地にて若者たちが自由にパソコンを利用できるコ・ワーキングスペース(首都:ビエンチャン)を提供する等の支援を行ってきました。そして、そのスペースに集まった若者たちが話し合い企画したプロジェクトが、この「ラオス民話絵本出版&雇用創造プロジェクト」(愛称:Folklore & Youth(Fay))です。
悩んだFaYのメンバーが、じっくり聴き取り調査をしてみると次の実態が明らかとなりました。
・首都で生活に困窮している若者の多くが、農村から出稼ぎに来た少数民族であること
・その子供たちは家族を支えるために働かなければならず、学校を中退していること
・その状況を改善するためには、ただお金を寄付したり学校を作るだけの支援ではなく、お金・仕事・教育の3つが同時に提供されなければらならないこと
以上のような課題を解決するために、何度も話し合いを重ねました。そして、ある日、少数民族の若者が自分たちの知っている「ピー」という幽霊についての話しで盛り上がっているところに出会いました。
少数民族の若者はたしかに学校には行っていません。しかし、それぞれの民族には固有の民話や神話を先祖から代々受け継ぎ、若者たちはその民話についてたくさん知っていることに気づいたのです。そのストーリーの話しを始めると、それまで自信が無さそうにしていた子ども-若者たちの眼が活き活きし始めました。「自分たちが知っている民話の話しを聞いてもらえる」という喜びと、自分の生まれ育った村やその文化についての話しをするとキラキラと眼が輝き始めました。そして、自分の村の景色を絵に描いて説明してくれたり、語り聞かせてくれ始めたのです。
「知らないこと(英語・パソコンの使い方)を教えるのではなく、若者たちが知っていることを引き出して、価値に変える」
という発想の大きな転換をしてFaYの企画が前進し始めました。
その民話は、親から子へ数百年も語り継がれてきたものですが、まだまだ学術的にも明らかにされていなかったり、出版さえされていないものがたくさんあります。そして、それらの民話はラオスの歴史と文化といったナショナル・アイデンティティを築き上げる役割を担う貴重な文化遺産です。
FaYのチームは、一つ一つの民話の中に「自然との共生」、「多文化の共生」、そして「歴史との共生」の3つの共生の仕方を人類に教えてくれる、非常に貴重な価値観がそこにあることに気づいたのです。そして、文字を持たない少数民族の民話は、活字で記録しておかないと消滅してしまう危機にあることもわかりました。
そこでFaYプロジェクトでは、この民話を出版するプロセスで教育を同時に実現するアイディアを思いつきました。
プロジェクトのコンセプトを紹介した動画
教育×仕事創り×文化保存
私はコロナの前、レストランでアルバイトをしていました。月のお給料は600,000キップス(日本円で約6,300円)でした。
コロナでお店は閉まりました。知っている民話が、ラオス語になりました。
そして、英語の勉強をして、パソコンの入力をしました。
最後は、絵を描きました。日本人のみなさんに読んでもらいたいです。
支援方法
Wisa式-ファンディングシステム デジタル・パーティシパトリー・グラント(DPG)
ラオスの若者の給与報酬費用
講師の雇用費用
パソコンの購入費用
寄付に伴うリターン
1000円の寄付・リターン
5000円の寄付・リターン
7000円の寄付・リターン
10,000円の寄付・リターン
18,000円・36,000円の寄付・リターン
学齢期の児童・未就学学生への支援を希望される方向け
ご寄付に際しての注意事項
・この独自クラウドファンディングでは、本プロジェクトに十分な理解と共感、賛同をいただける方からの寄付を求めています。
・以上のリターンについては、現地の社会環境・政治情勢や若者個人の状況変化によって、当初の予定から一部変更した形で提供される可能性がありますことをご了承下さい。
ゆうちょ銀行への口座送金による寄付も受け付けしております。
名義:トクヒ)ワカモノコクサイシエンキョウカイ
☆ゆうちょ銀行からの口座振替は 14110ー82200351
他金融機関からは
支店番号:四一八
口座番号:8220035